トップページ > 雇用形態

雇用形態

140311_雇用形態_v01_yoshida

 長期的な就労継続ともっとも関連が深いと考えられるのは、正規雇用である。企業側から見た場合、正規雇用として雇用すると言うことは、社会保険や雇用コストをかけても、企業にとって長期的に必要な人材だと考えられているということである。また、正規雇用の者を簡単に解雇することはできないので、そういった点から見ても、のはという点で考えてみても正規雇用の者が長期雇用である割合は高いと考えられる。
 本調査では、28.3パーセントが正規雇用であり、およそ半数にあたる51.9パーセントにあたるものが非正規用であった。また、本会議の特徴であると考えられるのは、福祉就労が19.8パーセントと一般に比べて多かった。

 残差分析の結果、正規雇用は長期雇用につながりやすいことがわかった。

140311_長期雇用と雇用形態の関連_v01_yoshida

 正規雇用と長期就労の正の関連が強く(0.1%水準)、逆に障がい者雇用は負の関連がある(5%水準)。
正規雇用が長期雇用に結びついているのは先に述べたとおりであるが、障がい者雇用が長期就労につながらないのは、制度的なものに原因がもとめられ、障がい者雇用の多くが期限の定められたものであるためだと考えられる。

■ 参加者の年齢と性別
■ 就労継続期間
■ 雇用形態
■ 長期就労者のいる職業領域はどこか
■ 自閉症スペクトラム指数と作業の苦手さの関係性
■ 成人期のADHDの自己記入式症状と苦手意識
■ 長期雇用に結びつく要因
■ 転職経験がある人の転職理由
■ 就職活動の際に利用したことのある機関