大人の発達障がいが社会に認知されるようになったのは、ごく最近のことです。
そのため大人になってから診断されるなど、自分の発達障がい(凸凹)特性に気づいた場合、
どのような場面や環境で困難性が高まり、どうすれば解決できるのかを自分自身理解できていないことが殆どです。
ましてや職場の同僚や上司など周囲の理解を得ることは非常に難しい状況です。

発達障がい（凸凹）の特性に対する無理解や誤った対応は、
職場の人間関係や仕事の能率、成果が著しく低下するなど、職場の様々なトラブルとして表面化しきます。
結果として職場不適応をおこし、二次的に発症する精神疾患などで仕事を続けられなくなれば、
本人だけでなく会社側にも不利益が生じることになります。

発達障がい（凸凹）の特性をきちんと分析・把握し、本人だけでなく周囲の人々についてもきちんと理解し、適切な対応をすれば、
仕事上のトラブルが軽減されるばかりか、本人の優れた能力が発揮されるなど、大きなメリットが生じることになります。

この事業では、発達障害をもつ大人の会がこれまでの活動の中で蓄積したノウハウにより、
当事者の視点で個々の発達障がい（凸凹）特性を分析・把握し、それを企業側の理解につなげることで
職場の様々なトラブルを防ぎ、凸凹を活かして能力を発揮し、イキイキと働ける職場環境を作るための相談やセミナーを行います。
平成25年度は大阪NPOセンターとの凸凹サポート共同企業体として事業を行っています。

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