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8/29 (木) 第1回 ぴあさぽ!カフェ開催レポート

第1回 『ぴあさぽ!カフェ』ストレスマネジメント レポート

日時:2013年8月29日(木)
場所:エル・おおさか6階 604  講師:広野 ゆい

私たちの事業のはじめてのイベントである『ぴあさぽ!カフェ』の日を迎えた8月29日の夕方。今回スタッフを含め、総勢26名が参加しました。

今回のテーマは「ストレスマネジメント」です。
発達凸凹当事者がストレスとどう付き合えばいいのか?
そもそも、ストレスとはどういうものかをワークなどを行いながら理解していくというセミナーでした。

今回の話の流れとして、
まず、ストレスとはどういうものかについて、講師の広野が説明しました。
その後は、参加者の方にエゴグラムをやってもらい、自分がどういうタイプであるのかを認識していただきました。
最後にそのエゴグラムの見せ合いなどをして、交流会を楽しんでいただきました。

では順を追っていきましょう。

発達凸凹当事者の場合、普通の人よりも「あたま」と「こころ」と「からだ」のバランスを取るのがしんどいということ。
あたまとこころがずれている人がいて、仕事をしなければならないのに動けない人がいるということ。
本来は、あたまとこころが一致したところからスタートします。

ストレスには、良いストレス(快ストレス)と悪いストレス(不快ストレス)があり、自分にとっていいストレスを見つけていくことが大切です。
どの程度のストレスであれば許容できるかは、性格や体質、そのときの状況、ストレス対処能力などによって個人差があります。

発達凸凹当事者のストレスとして聴覚過敏や視覚優位など目や耳からの「刺激」を適切に処理できないということがあります。
さらに、もともと発達凸凹当事者は、ストレスの強い状態であり、ストレスに弱いということではありません。
ストレスや不安がからだにくると、眠れなくなったり、疲れやすくなったりします。
こころにくると、集中力が低下したり、自分を否定したりします。
行動にくると、遅刻したり、ミスが増えたりします。
そういうストレスサインに気づくことが大切で、持続していたら要注意です。

ストレスへの対処として
まず、こころと身体を休め、日頃からストレス解消法を持っておくことが大切です。
受け止め方や考え方のクセが自分にストレスをかけている場合があり、
自分の性格や考え方に気づく必要があります。
相談できる人や場を持つのもストレスの対処として大切です。

その後、参加者の皆さんに10分間、エゴグラムをやっていただきました。
エゴグラムとは、自我状態の5つの機能として、CP(批判的な親の心)、NP(保護的な親の心)、A(大人の心)、FC(自由な子どもの心)、AC(順応な子どもの心)があり、これらの関係とそのエネルギーの大きさをグラフで表したものです。

エゴグラムの結果を参加者の方に聞いてみたところ、ストレスが溜まりやすい結果が出たなど、自分のストレスレベルを把握されたようでした。

後日、私たちの事務所でも全員でエゴグラムをやって、大変盛り上がりました。
ちなみに、私の結果は葛藤タイプで、自分を抑えてひたすら耐え忍び、自己主張なく妥協的で従順、ストレスが溜まりやすいという結果が出ました。当たっています。

今回のイベントは、告知期間が短かったにもかかわらず、定員を超える盛況ぶりでした。
私たちの事業のはじめてのイベントで、参加者の皆さまの協力もあり、スタッフ一同、充実感でいっぱいです。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

(記事:小堀)