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10ヵ条 ~職場を改善し、凸凹を活かすために大切なこと~

 発達凸凹100人の声でできました! 

働きやすい環境作りのために大切なことは何かについて意見を出し合い
発達凸凹にとって大切なこと、職場にとって大切なことを10カ条にまとめました。

10ヵ条 ~ 職場を改善し、凸凹を活かすために大切なこと ~


職場は…


1、 発達凸凹の存在を知ろう
会社の上司や同僚は発達凸凹の知識をつけ、得意なこと・苦手なことに差があることを知ってください。

2、 それぞれのできる事、できない事を理解し、受け入れよう
できること、できないことは一人ひとり違います。
本人の得意・不得意を理解し、受け入れてください。本人の話に耳を傾け、一緒に考えようとする姿勢が大切です。

3、 特性や苦手な部分をフォローできる環境をつくろう
できる部分の力を発揮するためには、できない部分のフォローが不可欠です。
当事者の特性や苦手な部分をフォローできる環境を整えてください。社内に相談窓口を作るなど、相談できるシステムが必要です。

4、 輝ける場所・力を発揮できる場所をみつけよう「適材適所」
できる事をうまく役立てて、それを伸ばしてください。その人にしかできないこと、得意な事を見つけてあげましょう。

5、 私たちだけでなく、全ての人が働きやすい職場を作ろう
発達凸凹の人が働きやすい職場=すべての人が働きやすい職場です。職場のユニバーサルデザインを推進してください。

私たちは…

6、 自己理解をすすめ、自分の弱みを受け入れよう
自分自身の苦手な事・得意な事を自覚し、できないことも受け入れましょう。
また、周囲のアドバイスや評価は素直に聞き入れ、自分の状況を知ることが大切です。

7、 周囲の理解を得る努力を怠らず、私たちらしく頑張ろう
苦手な事、できないことを隠さずに伝え、周囲に理解してもらえるような努力をしましょう。
与えられた仕事には責任を持って取り組み、得意な事やできることを発揮できるような努力が必要です。

8、 できないことがあっても自分を否定せず、自己肯定感を高めよう
できないことがあるからと自分を卑下せず、自分らしさを大切にし、自己肯定感を高めることを心がけてください。
小さな成功体験を自信に繋げましょう。

9、 助けてもらえる人になろう
自分のできる事を精一杯頑張りましょう。助けてもらえる環境を作る努力が必要です。周りの人から愛されるキャラを目指しましょう。

10、 周りに感謝の気持ちをもとう
助けてもらえることに感謝しましょう。
迷惑をかけていないかと萎縮するのではなく、どんな事で返すことができるかと、前向きに考えることが大切です。

こんな社会になってほしい、という意見も多数書かれていました。

人にやさしく、失敗を成功に変えられる社会
 失敗を責め、切り捨てるのではなく、その失敗を今後の成功に繋げられるような社会。苦手や弱さを助け合える社会。

一人一人を尊重できる社会
 平等な人間関係のもとで相互理解を深める。多様性を活かし、それぞれの能力が発揮されることにより、存続可能な社会を作ることができる。